ごあいさつ

 私たちは、’98年(平成10年)に会社設立以来、不動産鑑定評価を中心に、都市再開発事業及び土地有効活用コンサルテイング、補償業務等を行ってまいりました。

 2001年以降、不動産は単に現物としての土地や建物というだけではなく、不動産投資信託や不動産私募ファンドの成長によって証券化された金融商品となり、これらが多くの一般投資家・機関投資家に株式等の証券として所有され、不動産と金融の融合が進みました。
 しかし、’07年秋頃から、アメリカでサブプライムローン問題が顕在化し始め、これを発端として’08年夏以降世界の金融市場が不安定となり、この問題は国内外の金融の信用収縮を招き、結果的に経済全体に大きな影響を与えることとなりました。
 このようなサブプライムローン問題もそもそもの原因を考えると、当時アメリカにおける不動産(主に住宅)の適正な価値判断と将来の予測を誤り、それらが数多く証券化され、隠された不良債権として次々に転売されていった結果にあるように思われます。

 一方、国内の人口減少及び老齢化という問題が顕在化する中、不動産の価値はそれをとりまく都市や地域の状況、また不動産そのものの個別的な状況によって、一層大きな格差が生じることが予測されます。今後は過去にみられたような一律的な不動産価値の上昇や下落という現象ではなく、不動産により複雑な価格形成要因が作用することで、そのあり方や価格も一層多極化の方向へ向かうものと考えます。

 このように国内外共に経済情勢が不安定で大きな変動期にある中、社会が私たちに何を求めるかを常に認識しながら、私たちは不動産鑑定士を複数有する不動産の専門家集団として、厳正かつ中立に不動産の確かな分析・判断という責任を果たすことで、皆様方が抱えておられる不動産に係わる諸問題の解決に少しでも貢献できるよう努めてまいります。

 今後とも、一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

Page Top